JASO規格による連続衝撃試験(バンプ試験)

 自動車の走行中は常に振動・衝撃が連続して発生するため、電装部品や点火装置、始動装置、バッテリといった車載部品の信頼性を評価する際は非常に多回数の衝撃試験が求められます。また電装部品だけでなく、ドアー及びフラップ上または内部取付機器に対する耐久衝撃試験も必要であり、JASO D 014-3に規定されています。この試験では300~500m/s2, 6~11msの正弦半波を供試品に対して与えますが、その試験回数は最大100,000回にも及びます。加速度の小さい衝撃に対しては振動試験機を用いて試験を実施することも可能ですが、本試験のように比較的大きな衝撃印加の場合は衝撃試験機を使用する必要があり、衝撃試験機を用いて連続試験を実施する場合は非常に長時間の試験となります。

 当社の試験室には連続試験に適した衝撃試験機があり、受託試験サービスの場合は当社の営業時間外(深夜時間を含む)における連続運転を受け入れております。300m/s2, 6msの試験条件においては約17秒のサイクルで試験を実施できるため、24時間(1日)で5,000回以上の連続衝撃試験が可能であり、短期間で高品質な耐久衝撃試験を実現できます。

衝撃試験装置(HDSTシリーズ)

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