ウェビナー情報 輸送包装研究最前線2024
日時
2024年12月04日(水)14:00~15:30 申込URL
場所:Zoomウェビナー
費用:無料
輸送包装研究最前線2024
本セミナーでは輸送包装に関わる研究動向として、以下の3つのテーマから話題提供を行う。
【講演1】
テーマ:実輸送データにもとづく包装貨物ランダム振動試験条件の簡易設定法
講師 :神栄テクノロジー株式会社 川口
概要 :包装貨物ランダム振動試験条件で利用するPSDはJISZ0200に規定されているものの、その条件が成立した背景は不明である。本発表では、複数のトラック・鉄道の実輸送データから得られた3方向PSDを活用し、誰でも簡単に自社の条件に応じた試験PSDを設定できる方法を提案する。これにより、技術的根拠にもとづいた包装振動試験が実現される。
【講演2】
テーマ:振動試験加振条件設定のための荷台振動数値シミュレーション
講師 :神戸大学大学院 海事科学研究科 輸送包装研究室 藤本 様
概要 :振動試験の加振条件を精度よく設定するためには荷台振動計測を系統的に実施する必要があるものの、実際には計測条件が限定的であるために振動試験の現場再現性が十分ではない。
本研究では様々な走行条件(速度・路面・ハンドル操作等)での荷台振動シミュレーションの結果と荷台振動計測結果を併せることにより加振条件の現場再現性を高めることを意図する。
【講演3】
テーマ:輸送包装研究におけるAI活用
講師 :あいち産業科学技術総合センター 産業技術センター 飯田 様
概要 :AIは1950年に研究が始まり、その後、何度もブームが起こりました。2023年には第4次AIブームに突入したとの見方もあり、今後も技術が進歩し続けることが予想されます。そこで我々は輸送包装研究にAIを活用することで、業界にイノベーションを起こすことができないか日々模索をしております。これまでに、機械学習を用いた段ボール箱の圧縮強度予測、深層学習を用いた振動試験の加振条件選定の研究を行いましたので、その結果についてご説明いたします。
※内容・講演順序は予告なく変更する場合があります。
※競合他社様のご参加はお断りする場合があります。