吸収分光技術を用いたレーザ式露点計で「応答性の速さ」と「腐食ガスなど他成分に影響を受けない」露点測定を実現

T-1(高精度タイプ)
N3(汎用タイプ)
N3-Exp(内圧防爆タイプ)

TDLAS Moisture Analyzers

Tunable Diode Laser Absorption Spectroscopy
測定露点範囲

高精度タイプ T-1 -70 ℃DP ~ 20 ℃DP
OEMタイプ N3 -40 ℃DP ~ 20 ℃DP

TDLAS露点水分計は、国内の湿度計メーカでは初めて開発・製品化に成功した、低露点領域や常温常湿領域において、これまでにない速さの応答性で露点を高速に測定できるレーザ式の露点計です。

※本製品は国立研究開発法人産業技術研究所との共同研究の成果を活用しています。

TDLAS露点水分計 カタログ

TDLAS露点水分計の測定原理

TDLAS露点水分計は、波長可変半導体レーザを用いて光の吸収度を測定し、Lambert-Beer の法則に基づいて水分量を測定します。
高周波数の波長変調を重畳させた低周波の三角波状の電流を半導体レーザへ注入し、セルへの入射光を連続的に変調します。
連続的な変調で水分測定に最適な吸収スペクトルを確実に捉えながら、透過光の検出信号から位相検波(PSD:Phase Sensitive Detector)により第2 高調波信号(2f 信号)を抽出します。2f 信号 の振幅(ピーク高さ)が水分濃度に比例しており、これにより露点を定量的に算出することができます。
非接触かつ高速に測定できるレーザー式の利点に加えて、2f 検波法の採用により,光吸収が微弱でもノイズや他のガスの影響を受けることなく,低露点領域でも高感度な露点測定を可能としました。

サービス・サポート体制

TDLAS露点水分計は、全機種、開発から製造、校正、修理まで、すべて日本国内の自社工場で行っており、導入検討から設置、測定支援、修理や校正などの保守対応まで、一貫して国内で迅速な対応をご提供します。。

校正は、日本国内で湿度標準を提供している産業技術総合研究所の湿度標準とのトレーサビリティが確保されている標準器を所有しており、出荷および保守では全数へこの標準器との比較校正を実施しています。また、校正結果を示す成績書発行にも対応しています。

校正に関する詳細はこちら

製品・サービス

T-1(高精度タイプ)

-70 ℃DP ~ 20 ℃DP

N3(OEMタイプ)

-40 ℃DP ~ 20 ℃DP

N3-Exp(OEMタイプ(内圧防爆仕様))

-40 ℃DP ~ 20 ℃DP