国内外の研究機関やメーカーで数多くの実績と信用を長年積み重ねている国産の鏡面冷却式露点計(ミラー式露点計)DewStarシリーズ
DewStarシリーズ
Chilled Mirror Dew Point Hygrometers
測定露点範囲
標準タイプ S-1 -40 ℃DP ~ 50 ℃DP
低露点タイプ S-2 -75 ℃DP ~ 15 ℃DP
高露点タイプ S-3 0 ℃DP ~ 95 ℃DP
高精度・高信頼性の鏡面冷却式露点計(ミラー式露点計、光学式露点計)DewStarシリーズは標準型露点計 S-1、低露点型露点計 S-2、高露点型露点計 S-3 の3シリーズをラインアップし、用途や露点域に応じた適切な機種選定ができます。
湿度や露点の校正基準器として、炉内や恒温恒湿槽の露点計測用として、クリーンルームやドライルームの湿度管理用として、また、腐食ガスの露点計測用としてなど、ラボから製造現場まで幅広アプリケーションへ対応しており、20年以上にわたり、国内外で数多くの実績と信用を積み重ねています。
露点測定における信頼性の高い一次測定法
Primary method chilled mirror measurement technique.
DewStarシリーズは、JIS Z 8806 8. 熱力学的平衡温度測定による方法 として、8.1 鏡面冷却式露点計 8.1.2 光学式露点計 として定義されている測定原理に基づいた、鏡面冷却式露点計です。ミラー式露点計や光学式露点計と呼ばれる場合もあります。
電気容量式や電気抵抗式など一般的な高分子タイプのセンサのように、電気的変化や温度等から検量線(校正曲線・較正曲線、Calibration Curve)を用いて露点を導き出す間接測定に対して、鏡面冷却式露点計は、測定対象の露点を直接検知する直接測定であり、その信頼性の高さと高精度測定、優れた長期安定性から、露点や湿度の一次測定法(Primary Method)といわれ、基準器(標準器)に用いられる信頼性の高い測定装置です。
鏡面冷却式露点計の測定原理
ガス(気体)は温度を下げていくと、ある温度において相対湿度が100%となり、結露が発生します。その時の温度を露点と呼びます。
露点測定するガスをミラー面上で連続的にサンプリングし、ミラー面の温度をペルティエ素子(電子冷却モジュール)で制御します。ミラーの温度はPRT(白金測温抵抗体)で高精度に測定します。
ミラー面の温度を露点以下に下げると、露(霜)が付着し始め、露点以上に上げると、付着していた露(霜)は蒸発し始めます。発光素子からミラー面に光を照射し、ミラー面からの反射光(散乱光量)を受光素子で検出することでミラー上の露(霜)の付着量の増減を捉え、この付着量が一定になるように結露面の温度を自動制御し、ミラー面の温度を露点(霜点)として測定します。
サービス・サポート体制
DewStarシリーズは、開発から製造、校正、修理まで、すべて日本国内の自社工場で行っております。
当社による校正サービスは日本国内で湿度標準を提供している産業技術総合研究所の湿度標準とのトレーサビリティが確保されており、また、当社校正室は国際MRA対応JCSS認定事業者として登録されていることから、ILAC MRA付きJCSS認定シンボルの入った校正証明書の発行も対応できます。
校正に関する詳細はこちら
製品・サービス
リモートタイプ鏡面冷却式露点計
DewStar R-1シリーズ
-40 ℃DP ~ 23 ℃DP
標準型鏡面冷却式露点計
DewStar S-1シリーズ
-40 ℃DP ~ 50 ℃DP
低露点型鏡面冷却式露点計
DewStar S-2シリーズ
-75 ℃DP ~ 15 ℃DP
高露点型鏡面冷却式露点計
DewStar S-3シリーズ
0 ℃DP ~ 95 ℃DP
高露点測定システム
HDMS-02
-40 ℃DP ~ 50 ℃DP
DewStar用オプション
(エアーポンプユニット など)