包装貨物落下試験における等価落下試験
JISZ0202:2017 包装貨物-試験方法
包装貨物落下試験は、JISZ0202:2017「包装貨物ー落下試験方法」に規定されており、以下の3つの試験方法が定義されています。
- 垂直自由落下試験:貨物を指定の高さから自由落下させる方法(落下試験機を使用)
- 片支持りょう落下試験:貨物の1つのりょうを支えた状態で、隣接するりょうを落下させる方法
- 等価落下試験:貨物に指定の衝撃パルスを与える方法(衝撃試験機を使用)
等価落下試験方法の特徴
等価落下試験とは、衝撃試験機を利用し、貨物に指定の衝撃パルスをあたえます。このとき、製品自体には自由落下試験と同程度の損傷を与えることが出来るとされているため、「等価」落下試験と呼ばれています。
この等価落下試験の主な特徴は以下です。
- 自由落下試験よりも再現性が高い
- 貨物跳ね返りによる二次的な衝撃が発生しないため、純粋に落下面に対する緩衝性能が評価できる
- 落下高さ設定範囲が自由落下試験機よりも広い(例:2m、10㎝の落下なども設定可(ただし試験機仕様による)
- 包装貨物以外にも、中身の製品に対する衝撃試験も実施できる
等価落下試験の注意点とは
等価落下試験を実施する場合には、いくつかの注意点があり、これらを理解しておくことは、正しい試験を行う上で重要です。詳細内容は、以下のリンクから資料ダウンロードお願いします。